防音製品高架道路裏面吸音板

サイレントロードルーバータイプ ・ パネルタイプ

裏面吸音板は、高架道路下を走行する自動車からの騒音が高架橋の裏面で反射して周囲に拡散することを抑え、床版から伝わる騒音も低減します。
システムにはルーバータイプとパネルタイプの2種類があり、どちらも高い平均斜入射吸音率を達成しています。
前面板と背面板、吸音材の3部材で構成され、完成後は点検足場としても機能します。

制効果

交通量の多い道路沿いに住宅が広がる地域では、防音壁や低層防音壁などで騒音対策が図られますが、高架道路がある場合には、それらの対策だけでは騒音が充分に解消されないことがあります。それは、自動車から発せられた音は上方へも広がり、高架橋が反射壁となって音が増幅したり、周囲へ拡散するからです。裏面吸音板は、高架橋に吊り下げるかたちで設置され、下からの自動車騒音を吸音し、沿道地域への拡散を低減するとともに、床版を透過する騒音も遮断します。

音響性

ルーバータイプ 斜入射吸音率 (算術平均) パネルタイプ 斜入射吸音率 (算術平均)

測定場所:(一財)小林理学研究所(9982404-1180202)

概要

ルーバータイプ

・平均斜入射吸音率0.96の高吸音率を達成。
・カーブや拡幅などの道路線形にも柔軟に対応できるので、高架橋と一体となった外観に仕上がります。
・通常環境下ではメンテナンスフリーが期待できます。

パネルタイプ

・軽量ユニットなのでボルト4本で取付が完了します。
・取付部はレール機構なので微調整が容易です。
・斜入射吸音率0.96の高吸音タイプもあります。

主要諸元

前面板: アルミニウム合金板
吸音材: ポリエステル繊維成形品 32㎏/m3
(ポリエステル繊維表皮材被覆)
背面板: 塩ビ樹脂フィルムラミネート鋼板
(原板は溶融亜鉛めっき鋼板)
音響性能: 平均斜入射吸音率 ルーバータイプ0.96 パネルタイプ0.94
耐候性: 耐食性促進暴露耐候性試験2000時間後において吸音材の異常なし
耐食性: 塩水噴霧試験2000時間後において前面板および背面板の異常なし
耐火性: 吸音材は難燃性(自己消化性)
耐荷重: 1.1kN/㎡
製品質量: 約20kgf/㎡
鋼材質量: 約35㎏f/㎡(吊り材と縦梁、横梁、外装板支柱など)
景観性: 彩色仕様の選択可

●システムに支持鋼材類や落下防止ワイヤ、外装板は含まれません。●鋼材質量は目安です。構造によって大きく異なる場合があります。

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