防音製品先端改良型吸音装置

ノイズリデューサーⅢ型 ・ P型

防音壁の頂部に設置することで壁高を抑えたまま騒音減衰効果を向上させる吸音装置です。
特に高さ制限を要求される場所に有効で、販売開始から現在までに200㎞以上に渡り設置されています。設置箇所に応じてⅢ型とP型から選択できます。

主な特長

ガイドレールに設置するので、遮音壁の支柱間隔に影響されずに連続施工が可能です。
1ユニットでの取り外しができるので、破損時には部分的な取り替えが可能です。
建築限界に接する箇所には、道路側への張り出しが小さいP型を推奨します。

主要諸元

Ⅲ 型 620W×660H×1035(有効長1000)L 約21㎏/基
P 型 500W×660H×1035(有効長1000)L 約26㎏/基

表面板: ポリカーボネート板 JIS K 6735 2㎜厚
内面板: 高耐候性めっき鋼板 JIS G 3323 SGMC400-K27 0.8㎜厚
凹凸キャップ: 高耐候性めっき鋼板 JIS G 3323 SGMCD2-K27 0.6㎜厚
吸音材: ポリエステル繊維成形品(ポリエステル繊維表皮材被覆) 55㎜厚

●設置には、製品本体のほかにガイドレールや取付ブラケットが必要となります。●端尺品についてはご相談ください。●製品に落下防止ワイヤは含まれません。

吸音の概要

防音壁頂部の音響的エネルギー

回折音は、音源から放射された音が頂部に達し、そこから受音点側に再放射されると捉える
ことができ、頂部には音響的エネルギーが集中していると考えられます。そのため、頂部に吸
音処理を施し音響的エネルギーを低減させれば、受音点の騒音レベルも低減できます。

受音側騒音レベルに重要な「1/4波長」

受音側の音圧レベルは、防音壁上端から低減しようとする騒音の波長の1/4に対応する高さ
範囲の音響エネルギーにより決定されるといわれています。従って、その範囲を吸音すること
が、受音側音圧レベルの低減に大きく貢献します。

周面吸音構造のノイズリデューサー

周面には吸音材が充填されており、「1/4波長』に
相当する防音壁頂部の音響エネルギーの低減に
効果を発揮します

防音効果に有効な吸音構造部の高さ500㎜

道路交通騒音の中心的周波数帯は250~1000Hzで、
「1/4波長に」対応する高さの範囲は85~340㎜です
高さ500㎜のノイズリデューサーはこの領域をカバーし、
低減効果を高めています。

建築限界に対応したP型

建築限界が近接した場所には、道路側が
フラット形状のP型が有効です。

音響性能

Ⅲ型 残響室法吸音力 P型 残響室法吸音力

測定場所:(一財)小林理学研究所(09003-10046)

フィールド試験結果

観測点 挿入損失①
吸音装置あり
挿入損失②
吸音装置なし
差(㏈)
①-②
P-1 18.7 16.3 2.4
P-2 16.0 14.7 1.3
P-3 19.2 16.0 3.2
P-4 16.1 14.7 1.4
P-5 12.2 11.9 0.3
P-6 12.3 11.8 0.5
P-7 8.4 7.4 1.0
P-8 9.7 9.9 -0.2
平均 14.1 12.8 1.4
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